こんにちは。
「腰痛施術の匠」橋爪接骨院の橋爪良太です。
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腰椎分離症と診断されてお困りではありませんか?
分離症は悪化するとすべり症になってしまいます。
今回は分離症について僕の考えを含めて詳しくお伝えしたいと思います。
目次
腰椎分離症について

腰痛を引きおこす腰椎分離症についてご説明します。
腰椎分離症とは
腰椎分離症とは腰の骨(腰椎の関節突起間部)の一部に亀裂がはいってしまう状態をいいます。
生まれた時から分離している場合もありますが、多くは成長期の運動のやりすぎによって発症します。
腰を反る動作や回旋する動作が多いスポーツで発症しやすいです。
繰り返しの力が加わり続けることで疲労骨折を起こしている状態です。
子供の骨は柔らかいので、疲労骨折しやすいと言われています。
初期は痛みが少ないことが多いので、見逃されやすいスポーツ障害です。
腰椎分離症になりやすいスポーツ
- 野球
- テニス
- バドミントン
- 柔道
- バスケットボール
- ラグビー
- ダンス
分離症になりやすい人の特徴
分離症になりやすい人には特徴がありますのでご紹介します。
① 反り腰
一番の原因は反り腰です。
腰が反っていると腰の骨に負担がかかってしまいます。
反っている状態から運動でさらに反ってしまうので骨の負担が大きくなります。
② 胸椎が硬い
背骨の回旋の大部分は胸椎という腰の上にある背骨で行われます。
腰では5°程度しか回旋していません。
しかし、スポーツの現場では腰を回せと指導されることが多いです。
実際は胸椎や股関節をつかって体幹の捻れを生み出しています。
胸椎の回旋が柔らかくなると腰への負担が軽減しますので分離症の予防になります。
③ 股関節が硬い
反り腰になっているケースが多いので股関節が硬くなります。
特に内転筋や股関節の前が硬くなります。
開脚の可動域が減少している場合が多いです。
④ 太ももの筋肉が硬い
以前から太ももの後ろ側が硬いと分離症になると言われてきました。
そのため、リハビリではハムストリングのストレッチを指導されることが多いです。
しかし、僕は太ももの前側の硬さの影響が強いと思っています。
特に大腿四頭筋や大腿筋膜張筋が硬いと腰を反らしてしまうからです。
⑤ 腰の筋肉が硬い
腰の後ろの筋肉(脊柱起立筋や多裂筋)や横の筋肉(腰方形筋や腹斜筋)などが硬い患者さんが多いです。
いずれも反り腰で硬くなる筋肉です。
⑥ 大胸筋や広背筋が硬い
大胸筋や広背筋が硬いと猫背になります。
猫背になると背骨の可動域が減少してしまいます。
また、広背筋が硬いとバンザイをする動作で腰が反ります。
結果的に腰の負担が増えてしまいます。
分離症を発症した有名なスポーツ選手
- 長友佑都(サッカー)
- 木原龍一(フィギュアスケート)
- 松井秀喜(プロ野球)
- 岡本和真(プロ野球)
- 山下舜平大(プロ野球)
- 谷本歩実(柔道)
腰椎分離症が原因の症状

腰椎分離症が原因で生じる症状についてまとめました。
分離症が原因の痛み
- 腰痛
- 腰を反った時の痛み
- 腰を捻った時の痛み
- 前後屈時の痛み
- 運動後の痛み
- おしりの痛みやシビレ
- 上向きに寝ている時の痛み
- 脚のシビレ
- 腰の骨を叩いた時の痛み
精神的な影響
多くの場合、スポーツを高いレベルで頑張っている子に発症します。
そのため、分離症になってしまった事実を受け入れられずに落ち込んでしまうことがあります。
痛みを我慢すれば練習ができてしまうので、安静を保つことがとても辛いことになります。
腰が反りにくくなる厚めのコルセットをするのも大変です。
コルセットを外して早期に練習を再開してしまうケースが多いのが現実です。
分離症が悪化した場合に起こること
分離症がくっつかない状態になった場合、腰は不安定になります。
そして、分離部が離開して腰の骨が前後にズレてくるとすべり症になってしまいます。
↓腰椎すべり症についてはこちらで詳しく解説しています↓
腰椎分離症の治療について

橋爪接骨院では子供の腰椎分離症だけではなく、大人の分離症に対しても施術しています。
手術はできるだけ回避できるように最善を尽くします。
腰椎分離症の診断について
診断は検査機器のある病院で行います。
通常、整形外科を受診するとレントゲン検査を行います。
しかし、分離症が初期の場合ははっきりわからないことが多いです。
レントゲン検査ではっきり分かってしまうほどの分離症だと分離部がくっつく見込みが乏しいかもしれません。
分離症の初期に確定診断をするためにはCT検査やMRI検査が必要になります。
とくに初期の分離症にはMRI検査が重要だと言われています。
しかし、分離症に特化した見方をしないと早期発見できないので、分離症が得意な整形外科病院を受診することをおすすめします。
腰椎分離症の初期治療について
腰椎分離症は分離部をくっつけることがベストです。
初期治療で一番重要なのは安静です。
競技の練習は中止して筋トレを頑張ってしまう子が多いですが、安静が保てずに癒合しなかった例がたくさんあります。
原則、運動は中止です。
腰を反らない、回旋しないということが大切です。
装具業者さんが採型して作るナイトブレースという腰椎コルセットを装着します。
腰が反りにくくなる厚めのコルセットです。
夏は暑いですし、コルセットが装着できる洋服を選ばないといけません。
根気が必要ですが、しっかり安静を保つことができれば、分離部が癒合する確率が上がります。
そして、分離症の知識が豊富なセラピストによるケアや筋力維持のために安全なアスレチックリハビリテーションをおすすめします。
安易にストレッチをしてしまうと、分離部に負担をかけてしまうことがあります。
自己判断せずにプロに任せましょう。
分離が完成してしまった後の治療について
分離症は放置してしまうとすべり症になる可能性があります。
正直に申しますと、分離部がくっつかずに分離したまま生活している人はたくさんいます。
痛みもなくなってしまう人もいます。
しかし、分離部がもっと離開して不安定性がでてしまうとすべり症のリスクが上がってしまいます。
定期的にケアをして様子をみていくことをおすすめします。
一番大切な予防について
どの腰痛にも言えることですが、腰椎分離症は特に予防が大切です。
最初は痛みが少ないことが多いので痛みの訴えをしっかり聞いてあげてください。
① 体のケアについて
分離症になりやすい人の特徴に書いたことを改善する必要があります。
② お食事について
昔から骨を強くするためにはカルシウムを摂りなさいといいますよね。
僕も賛成です。
骨を強くするためにはカルシウムだけではなくビタミンDや他のミネラルも重要です。
そして、実はタンパク質も重要だと考えています。
成長期の骨の成長スピードは早いです。
追いつくように筋肉の長さも成長しないといけません。
成長痛にも共通していることですが、たくさん筋肉を伸ばすためにタンパク質を摂取しましょう。
③ 指導者や親御さんに知っておいてほしいこと
最後に指導者や親御さんに知っておいてほしいことをお伝えします。
分離症は予防によりリスクを下げることができます。
普段からお子さんの姿勢や腰の痛みの訴えをしっかり聞いてあげましょう。
子供が腰痛なんてという考え方で接してしまうと取り返しがつかない状態になってしまいます。
腰椎分離症のまとめ

腰椎分離症の原因や治療方法について詳しく説明しました。
腰椎分離症は分離部をくっつけることがベストですが、完全に分離してしまったら定期的なケアが必要になります。
腰痛が改善しなくてお困りの方はご相談ください。
お力になれると思います。
「腰痛施術の匠」橋爪接骨院

近鉄四日市駅の西出口から徒歩5分で駐車場あり。土曜日・日曜日も営業しています。
予約制で他の患者さんと会うことはほぼありません。初検料がお得なネット予約がおすすめです。
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休診日:火曜日・祝日
根本治療で腰痛を改善させる「腰痛施術の匠」橋爪接骨院 の院長です。柔道整復師の国家資格を取得後、整形外科にて10年間修行し、腰痛やシビレが起きる原因が体のバランスの崩れと筋肉によるものだと確信。独自の施術法を確立し腰痛専門の治療院を四日市に開院しました。








