こんにちは。「腰痛施術の匠」橋爪接骨院の橋爪です。
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歩き始めに膝の内側が痛くてお困りではありませんか?
変形性膝関節症が悪化すると膝が変形して歩けなくなってしまいます。
膝が痛くて整形外科を受診した時に人工関節の手術について説明をされた方はご参考になさってください。
目次
変形性膝関節症について
膝の変形が悪化すると手術になる可能性があります。
変形性膝関節症について分かりやすく解説しますね。
変形性膝関節症とは
変形性膝関節症とは膝関節に過度な負担がかかったり、関節自体が不安定な状態が続くことによって変形してくる状態を言います。
若い頃に靱帯損傷などのケガをした方や加齢による軟骨のすり減りなどが原因でおこるとされています。
半月板などの軟骨がすり減ると、大腿骨と脛骨の隙間がなくなり、骨と骨とが直接こすれ合うことで関節が変形をきたしてしまいます。
重症になると著明なO脚やX脚になってしまい可動域が狭くなり歩行が困難になります。
高齢者の女性に多い疾患ですが男性にも発生します。
膝関節の変形が強くなると人工膝関節の手術が行われます。
しかし、変形があったとしても痛みを起こしているのは骨ではなく、筋肉である場合が多いです。
ケガや病気以外で膝の痛みを起こす原因は骨の変形や軟骨のすり減りではないことが世界的な常識となっています。
膝関節痛の原因は筋肉の誤作動で起こった痙攣(ケイレン)です。
これをトリガーポイントと言います。
原因
- 靭帯損傷(十字靭帯など)
- 半月板損傷・断裂
- 膝が伸びない
- 加齢
- 過剰な負荷
- 筋力低下
- 化膿性関節炎などの感染
- 体重増加
- 不良な歩き方
- 重心の偏り
- 股関節・体幹が硬い
- 足部の変形(内反足など)
- 偏平足・外反母趾・開張足
- 骨盤・背骨の歪み
- 関節リウマチ
- 骨折などの外傷
- 遺伝
- 内股
- X脚
- O脚
- ガニ股
- トリガーポイント
症状
多くは膝関節が伸びない、曲がらないなどの可動域制限から始まり、膝関節や太ももの痛みを訴えて来院されます。
正座ができなくなったという訴えやO脚になってきたという訴えが多いです。
症状が強いと膝関節に水(関節水腫)がたまります。
たまった水が多いと整形外科で水を抜くケースもあります。
また、膝が悪くなると体のバランスが崩れるため、腰痛や股関節の痛みも引き起こします。
歩き始めの痛みや階段昇降時の痛みが特徴的です。
実はこれも筋肉にできたトリガーポイントによる痛みの特徴なんです。
筋肉から痛みがきているとは信じられないくらいの強烈な痛みも出現します。
絶対避けたい人工膝関節の手術
変形が強い場合は関節表面の骨を削って金属またはセラミックスの被せ物をして、骨と骨が直接接触しないようにします。
人工膝関節には膝関節全体に被せ物をする人工膝関節置換術(TKA)と膝関節の内側もしくは外側だけが変形している場合に行う人工膝関節単顆(たんか)置換術(UKA)があります。
人工膝関節置換術のリスク
- 感染症
手術中や手術後に膝関節に細菌が侵入する合併症です。
糖尿病や関節リウマチ、ステロイド治療中の方は感染率が高くなります。 - 深部静脈血栓症・肺塞栓症
脚の血流が停滞し、静脈内に血栓(血のかたまり)ができてしまうことを深部静脈血栓症と言います。
この血栓が血流に乗って移動して肺の血管につまった状態を肺塞栓症と言います。 - 人工膝関節のゆるみ
長期間人工関節を使用していると金属部分と骨との接着面にゆるみが生じて、痛みや歩行障害が出ることがあります。
ゆるみが進行すると再手術となります。 - 出血
大きな手術となりますので、たくさん出血します。
場合によっては輸血も必要になります。
手術前に自分の血液を抜いておいて手術の時に抜いておいた血液を体に戻す輸血をすることもあります(自己血輸血)。 - 骨折・脱臼
骨粗鬆症などで骨がもろくなっている場合は手術中に骨折を起こすこともあります。
また、しばらくの間歩行が不安定になるため、退院後に転倒し人工関節周囲の骨折や膝蓋骨の骨折・脱臼を起こすことがあります。 - 神経・血管損傷
手術中に膝関節の後方にある神経や血管を傷つけてしまい、神経麻痺やたくさんの出血が起こることがあります。
手術後も安静時に腓骨神経が圧迫されて、足首を動かす筋肉が麻痺する可能性があります(腓骨神経麻痺)。 - 認知症
長期間の入院により、環境の変化や刺激が少なくなります。
高齢者の場合は不穏な状態となりやすく、認知症になってしまう方もいます。
絶対避けたい手術
ご存じの通り、手術で膝関節を人工の物に入れ替えることはリスクが高いです。
手術は避けたいですよね。僕の膝が変形したとしても手術は避けたいと思っています。
もちろん変形が強くて、ほとんど歩けない状態になってしまった場合は手術が適応になります。
しかし、治療によって痛みが改善するとしたら、手術せずに様子をみることも第一選択になると思います。
それでも痛みがとれずに悪化してしまうようであれば、その時に大きな病院で相談することをおすすめします。
四日市で変形性膝関節症の治療【絶対避けたい人工膝関節の手術】
一般的に膝が痛い場合は「安静」と言われて電気治療などを行う事が多いです。
橋爪接骨院での治療についてご説明します。
橋爪接骨院の治療
変形性膝関節症の治療は膝の状態を確認して膝関節周りの筋肉にできたトリガーポイントを緩めていきます。
変形性膝関節症では特に大腿四頭筋やハムストリングなどの太ももの筋肉にトリガーポイントができていることが多いので優先的に緩めていきます。
また、半月板の動きが悪くなっている場合があるので、半月板の位置を確認して調整します。
あまり知られてはいませんが、内側の半月板にくっついている筋肉が半月板の動きを制限してしまい痛みを起こしているケースもあります。
膝の裏が硬くて膝が伸びにくくなっている場合は特に要注意です。
施術により膝蓋骨(膝のお皿)も動きやすくして膝の可動域を改善させます。
そして、変形性膝関節症の患者さんは反り腰になっていることが多いので、骨盤の傾きを整えて体のバランスを良くする施術を行います。
状態によっては筋肉や関節に対して、超音波治療やハイボルテージによって痛みを除去する治療も行います。
変形性膝関節症による痛みと言われていた多くの方はこれらの施術により症状が改善しています。
変形性膝関節症の治療まとめ
変形性膝関節症の原因や治療方法について詳しく解説しました。
変形性膝関節症の痛みの多くは筋肉にできたトリガーポイントです。
筋肉を緩めて膝関節と体のバランスを整えることで症状は改善されます。
四日市で膝が痛い方はご相談ください。
お力になれると思います。
トリガーポイントについてはこちら!
「腰痛施術の匠」橋爪接骨院
近鉄四日市駅の西出口から徒歩5分で駐車場あり。土曜日・日曜日もやってます!
予約制で他の患者さんと会うことはほぼありません。予約は初検料がお得なネット予約がおすすめです。
website:「腰痛施術の匠」橋爪接骨院
休診日:火曜日・祝日
根本治療で腰痛を改善させる「腰痛施術の匠」橋爪接骨院 の院長です。柔道整復師の国家資格を取得後、整形外科にて10年間修行し、腰痛やシビレが起きる原因が体のバランスの崩れと筋肉によるものだと確信。独自の施術法を確立し腰痛専門の治療院を四日市に開院しました。